大宮の埼玉県立歴史と民俗の博物館に行ってきました!行った日は2022年12月3日(土)。
あさってから、お休みなんです
国宝・謙信景光を所蔵する埼玉県立歴史と民俗の博物館。実は2022年12月4日をラストに、しばらく長期休館に突入します。今回の休館は設備改修が主ということですが、再開時期は「2023年秋頃」とふわっとしています。まだ決まってないんだって。「1年以内には終わらせたい、10月ごろを予定してるけど……」とのことですので、館の公式サイトやSNSをチェックしてね。
というわけで、最終日前日である3日(土)に滑り込んできました。
謙信景光展示中
その休館ギリギリまで、国宝・謙信景光が展示されています。一部資料を除き撮影可能なのが嬉しい歴史と民俗の博物館ですので、撮り納めに行ってきました!
(でもまあ、ぶっちゃけあまりうまく撮れんかった)
「片落ち互の目」という「片方がカクンとなってるモコモコ」な刃文が特徴の謙信景光です。本当なら映りも見えるはずなんだけど、肉眼ですらなんとなくしか確認できず。佐野美術館で展示された時のライティングが最強すぎて忘れられない……
「映り〜!!どこや〜!!!」って気持ちで撮ってた写真ですが、それはそれとして肌もめっちゃ綺麗。長船って刃文の派手さで肌の出来の悪さ隠してる的なやつもあったりするんですけど、さすがの国宝、肌まで綺麗。美。
二重になってるはばき(鍔のところの金具)には梵字。上手く撮れないので諦めましたが、裏側には九字切りも彫られてるんです(オタクなら言えるであろうアレだよ)。おまじないいっぱいのお守りソード。
拵は、持ち手の真ん中がキュッとくびれた「立鼓(りゅうこ)」の形状になってます。これは上杉の刀によくある特徴なんだけど、刀剣男士の謙信くんの拵もこれをよく再現してるから見てみてね。
とはいえ今年頭の撮影が大成功過ぎだったので、写真はこっちを見てください。
(裏から撮れるかなと思ったけど明かりが全くなくて前の時みたいのが撮れなかったから、そもそも照明が少なかったのかもしれない。いえ、ちょっと遠慮してささっと済ませてたので光を逃してただけかもなんだけど……)
国宝 太刀(景光・景政作)
お隣には国宝、太刀(景光・景政作)。
乱れ映りがあるって言うんだけど全然わかんないんだよな……映りが見えたら「備前っぽいな」と思うだろうけれど、今のところ見えないので「備前っぽくないな」って思う刀です。だって直刃(真っ直ぐの刃文)だし、肌もつやつやで綺麗。景光って腕がいいんだなあ、としみじみ思う。
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