壇ノ浦

そこに都はなくても 海の下を歩いて壇ノ浦に行った話

お仕事で福岡(北九州市)に滞在しています。この間は小倉城に行ってきたんですが、

お仕事の空き日に壇ノ浦に行ってきたよ、という日記。

九州から壇ノ浦へ

平家滅亡の地、壇ノ浦は山口県下関市。といってもかなり九州に近い場所で、関門橋によって九州と繋がっています。

関門橋

関門橋。向かって右側が九州、左側が本州。

これに加えて、海の下には「関門トンネル」が設けられています。これには「関門トンネル人道」として歩いて通れるルートも用意されており、徒歩で海を越えることが可能。距離は750m、徒歩15分ほどの距離です。近い。

関門トンネル人道

関門トンネル人道入り口

というわけで、関門トンネル人道入り口です。小倉駅からなら小倉〜門司港駅(電車で15分)、門司港駅〜関門トンネル人道口(バスで15分)のルートで行くことができます。

ぬかり神社

入り口のすぐ前には和布刈神社(ぬかり神社)の鳥居。社殿はちょっと離れたところにあるみたいです。ここは「壇ノ浦の合戦前夜、神宮橘魚彦による祝詞と新酒で戦勝を祈願し、平家一門の願文を奏上した」と「新平家物語」に記載される場所。

参考:門司の源平合戦と平家伝説(PDF)

関門海峡

関門海峡

関門海峡

エレベーターで地下50mまで降りるとトンネルです。

関門トンネル人道入り口

バナナのいるかちゃん。バナナなのは、門司港駅前が「バナナの叩き売り発祥の地」として知られるから。いるかは、源平合戦の時にこの辺りでいるかに関する伝承があることから(まあ普通にいるかもいるんやろな)。

そして、地下50m!

関門トンネル人道

こちらが関門トンネル。徒歩の人は無料だけど、自転車やバイク(エンジンを止めて押して通る)は通行料20円入れてねってなってます。

関門トンネル人道

海の底を通って、下関へ。

関門トンネル人道

関門トンネル人道

なんか「観光地!」感はあんまりなくて、普通の生活道路って感じだった。ここを通学路にしてる学生なんかもいるんじゃないだろうか感。

そして海の底に、県境があります。

関門トンネル人道

関門トンネル人道

世界を股にかけたい。

徒歩15分の海底散歩を終え、下関に到着です。

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