落下の解剖学

【鑑賞記録】落下の解剖学

予告でミステリって銘打たれてたので、「AかBかと思われていたが実は驚愕の真実(C)が……!?」みたいな結末を身構えてたのにAとBの中で決着がついちゃって拍子抜けだった。「最後にもう一悶着あるんじゃない!?」って固唾を飲んでたけどそのまま終わった。これは割と素直に見るタイプの映画。

そう、ミステリっていうよりはドラマかな。心の動きを丁寧に追うタイプのやつで、プロットはそこまで込み入ってない。予告になかった要素で思いがけなかったのは「創作者と創作者」の事件だったってこと。作品への想い、生み出せないことのもどかしさ、ジェラシー、そういった要素と夫婦や家族によく起こりうる要素とが絡まって、という感じ。あと犬がひどい目に遭う。

水曜日の春分の日だったのでウェンズデー割引で映画を見た。良い祝日。