メインイベントの坂本龍馬記念館を終えて、観光の後半戦です!
桂浜
レンタサイクルで山道の下り坂を駆け抜け、桂浜公園の駐車場へ。自転車は駐車料金無料でした。
古き良き感のお土産物屋さんの並びを抜けて、階段を登って龍馬さん像へ。
鳥さん乗ってる。
世界を掴むぜよシリーズ桂浜編です。いろんなところで「世界を掴むぜよシリーズ」してきましたが、とうとう龍馬さんを掴む日がやってきました。
龍馬さんの像のところがてっぺんで、そこからまた階段を下って浜辺です。
昨日まで東京はぐずぐすした天気だったのでちょっと心配していたのですが、とってもいい天気でよかったです。靴に砂が入ると帰りのバスで泣くことになるので、砂浜には降りずに舗装されたところだけ歩きました。
朝しっかり目に食べてはきましたが、1時間チャリを漕いで3時間展示を見て13:30です。さすがにお腹すきましたので桂浜水族館の豚まん。水族館に入らなくてもご飯は買えます。
自転車の返却時間もありますし、この後も市内で巡りたい場所がいくつかありますので、桂浜を後にします。また1時間のチャリの旅へ!
坂本龍馬生誕の地
「これ私道なのでは…?」みたいな道をgoogle mapに誘導されて恐々通ったりしながら坂本龍馬生誕の場所へ。
鏡川。坂本龍馬記念館でも「龍馬は鏡川に遊び…」と紹介されていました。ご実家は川を渡ってすぐそこ。
……これ!
実家近くにちょっとしたミュージアムがあるとは聞いていたので(今回は時間の関係でパス)、それと隣接した感じでもうちょっと「実家」っぽく栄えてるのかなあと思ったけど別にそんなことはなかった。
石碑のお向かいには説明の看板や龍馬デザインのベンチもあります。
坂本龍馬記念館で見た左行秀の鍛冶場もこのご近所。
龍馬さん、生まれた場所も石碑だし、死んだ場所も石碑だし、小さくまとまってしまってなんかちょっと残念だね。寺田屋は残ってるのにね。
高知城
龍馬さんの実家からはりまや橋方面へ戻る道すがらに高知城があります。
ここの銀杏が一番綺麗だったな。
自転車は乗り入れられないので、門のところで停めて階段を登る。
一日走り回った太ももにはなかなか厳しい階段。刀剣男士たち市中で散々戦って罠仕掛けた上でこの階段駆け上がるんだもんな、体力おばけだな…
チームラボのライトアップなどもやっているようです。バルーンが広場でぷかぷかしていて真昼に見るのも面白かった。
高知城天守閣です。高知城公園は入場無料ですが、天守閣は420円。
山内家の家紋。三菱の岩崎家も土佐出身ですが、自分のうちの家紋と山内家の家紋を合体させて三菱のロゴにしたとのこと。
「武市?」と思ったのですが、軽く調べたところ別に武市半平太とは関係ないみたいですね。軽くしか調べてないのでわからないですけど。
そして天守閣のてっぺんです。
山がすごく綺麗に見える。
ベランダ的なところも出られます。
丸亀城くらいのものを想定して入場しましたが6階建でした。階段が急でしんどい。そして下りはなおしんどい。太ももがぷるぷるしておりますので…
吉田東洋が暗殺された場所
高知城を後にして、ひろめ市場を少し通り過ぎたくらいの場所に、吉田東洋が暗殺された場所があります。
オーテピアという図書館とかの入ってる施設の端っこ。
吉田東洋は土佐藩の参政で、山内家の家臣らしく「幕府激推し」さん。土佐勤王党とは敵対する立場でした。ここで土佐勤王党によって暗殺されます。
ありがとう相棒
さて、ここまで巡って16時過ぎ!駅まで戻って自転車を返却しました。
朝8:30に借りて片道1時間の桂浜まで往復し、市内の主な史跡を巡って16時を過ぎてもバッテリーは半分以上残っていました。優秀。ありがとう君のおかげでいい旅だった。
土佐においでの方で寂しい懐を体力でカバーしたい方にはおすすめです。とさてらすで鍵をお返しして免許証のコピー(身分証としてお預けしていた)を返却してもらいましたが「そちらにお水ありますから水分補給していってくださいね」と言ってくださってまじスキっ!!!ってなった。
旅の締めくくり、ひろめ市場へ
自転車を返却し、さっき通り過ぎた場所ですが、ひろめ市場へ。
高知駅からひろめ市場までは歩きでも15分くらいなので、自転車を漕いだ足のクールダウンのような気持ちでてくてく向かいました。
道中で見かけたパーキングの「よさこい祭り期間除く」がちょっと面白かった。
なぜか道端にあるジョッキ。
ジョッキの少し先にあるのがひろめ市場です(説明にならない説明)。
ひろめ市場にはいろんな居酒屋さんやお惣菜屋さんなどが入っています。何処かのお店に入って食べてもいいし、テイクアウトで買ったおつまみやお酒をフードコートのようになっているところで食べてもいい。
飲める以蔵さん(岡田以蔵という名前の酒)があると聞いていたので飲みたかったのですが見つけられず、土佐の地酒と鰹のタタキとウツボの唐揚げを食べました!
ウツボは案外普通でした。魚の揚げ物だな〜って感じ。
土佐の地酒、桂月。酒弱いのでいつもは外で飲まないのですが、これは飲みきれなくても持ち帰れるしいいかと思って(酒を飲むために先に自転車を返却しました)。
案の定半分くらいしか飲めなかったんですが、蓋つきの瓶のを選んだので持ち帰りました。お家で飲みます。
ウツボの唐揚げは500円、鰹のタタキは800円、お酒は350円でした。全体的に居酒屋プライスですね。ご参考に。
フードコート的なエリアで食べたので知らない人たちと相席でしたが、周りのおしゃべりに聞き耳立てながらお酒飲むのおもしろかったな。おしゃべりが得意な人にとっては知らない人とお知り合いになるような場なのかもなと思います。
そしてこのひろめ市場、裏手あたりが武市半平太の切腹した場所にあたるようです。
切腹した場所で登場する刀たちハードだね。
ちなみにあんまり関係ないとは思いますが、桂浜まで行く道中に「南海化学」と「南海葬祭」というのを見かけて「化学にしても葬祭にしても南海先生っぽいな…」と思うなどしました。
旅の終わりに
お酒を飲みきるまでおつまみを追加して居座ろうかとも思ったんですが無理はせんほうがいいと判断し、酒でぽかぽかの顔でゆっくり駅まで歩き、寝る準備を整えつつまた朝と同じCOCOCHIコーヒーでまったりさせていただきました。写真は土佐のジンジャエール。この後20:20発の夜行バスで東京へ戻ります。
高知は「いつか行きたいけどまあ機会があればね」という場所でした。
今回の展示のお知らせを見たときも「行きたいけど遠いしな」って最初思ったんですが、フォロワーさんが旅行する様子を見たこと、文久土佐イベントがあったこと、維伝を見たこと、そして吉行が土佐に里帰りすること。今以上の「その機会」ってある?となりまして夜行バスのチケットを取りました。
いつも旅が急なので大抵泊まらずに帰ってしまうのですが、夜行バスで行って夜行バスで帰る旅でもひとまず見たいところは全部見られたので満足です(とにかくレンタサイクルに感謝)。
でもきっと旅は2回目からが本番ですよね。今回の旅は初心者編なんだと思います。刀の展示に合わせて旅をすることをわたしは「刀に呼んでもらった」と表現したりするのですが、ぜひまた呼んでもらいたいなって思います。出不精のわたしに世界を見せてくれるのは、ここ数年はもっぱら刀なので。
世界を掴むぜよ!です。いいお天気の清々しい旅でした!
ここまで読んでいただいてありがとうございました。何かの足しになっていれば幸いです!
追伸:12/8の閃華に出ます。刀剣鑑賞のログと小説を掛け合わせたような本を出します。これまでわたしが刀を見てきて降り積もったたくさんの「好き」を詰めました。もしご都合合えばお運びくださると嬉しいです。イベント後に残部をBOOTHに入れる予定です。