橿原神宮

いろはに刀剣行ってきたログその1~石舞台への長い道のり

いろはに刀剣行ってまいりました!

いろはに刀剣 石切丸
 

6/4に奈良・明日香村の石舞台古墳の地帯で行われた、
歴史イベント中の刀剣イベント、いろはに刀剣に行ってきました

会場では石切劔箭神社の石切丸と小狐丸が見ることができましたので、それを目当てに!

▼以前石切さんに行ったときのログ

所蔵は石切神社ですが、石切丸と小狐丸は年に数日の限られた公開日にしか公開されていません。
前回行ったときはまったく関係ない日でしたので、見ることができなかったのですよね!

▼春の公開の日は薬師寺の刀剣展と日程が被っていました
石切神社さんの石切丸公開!薬師寺と石切神社の距離は近い : とうらぶnews【刀剣乱舞まとめ】

▼秋の公開日についてのお知らせページが出ています!

石切劔箭神社 宝物館特別公開のお知らせ 平成27年6月
 

石切劔箭神社(石切さん) / 9月20日~9月23日 宝物館特別公開のお知らせ

っていうわけで、石切丸さん初めておめもじいたします、という旅でございました。

今回、前後の移動手段の紹介や周辺の観光の記録もろもろも含めて、

その1・イベント会場に行くまで
その2・イベント会場でのこと
その3・イベント会場から帰ってくるまで

の3部に分けて記事にしようかな~と思います
だから当日レポだけ欲しいよ!って人は2だけ見てねってかんじです

というわけで、その1の石舞台に行くまでについてもろもろ旅行ログです~!

旅は突然に

橿原 朝 線路
 

実を言うと、前の週になるまで行く予定じゃありませんでした。

「3日の金曜日は研修終わったら直帰にしたから15時で終業だ!やった!自由だヒャッホー!」

「あれっそういえば石切さんが奈良に来るのって6月だったよな」

「4日じゃん!」

「行く?行っちゃう?でもその翌週の刀ミュで大阪行くしお金…いや行ける!行こう!金なんて食費削ればどうにでもなる!!」

っていう流れで一週間前に旅行決定しました。
お金もなるべく節約したいけど、
でも最寄りの駅名橿原神宮前というのに見覚えがあったので、
あれっと思って調べてみるとなかなか素敵な神社。

お金は節約したいけど橿原神宮に早朝に行きたい!っていう希望を優先させると
5時台に着く夜行バスが無く、
しょうがないので前日の夜に新幹線に乗っていきました。お金。

夜から始まる旅はこんな風

さてさて金曜日、研修終わってからさっと帰宅して
お洗濯と風呂と旅支度を済ませ、
品川を20時に出るのぞみに乗って京都へ向かいます。

京都駅から近鉄にのって橿原神宮前駅へ。
だいたい日付が変わる頃に到着しました。

んで、直前だったしお金節約したいしで宿とってません。
(橿原神宮周辺のホテル高かった)
どこで夜を明かしたかと言うと、24時間営業のガスト

ガスト 橿原神宮前店
 

まあまあ近いとこにある。

ガスト 橿原神宮前店 | ガスト店舗検索|すかいらーくグループ

どうでもいいけどガスト24時間で隣のマックは24時閉店でした。マックがんばって。

24時間営業でもたま~に運が悪いと機材の搬入とかで深夜閉まったりするじゃないですか~
そーなったらまあ野宿するしかねえわな駅前でゴロ寝できるように一番ボロいショール持ってこ…
とか23歳女性が考えるにはそぐわないようなことまで考えてたんですが
無事に24時間やっててくれましたので、チーズインハンバーグ食べてました。

お客さんはわたし含め3組くらいをキープしてて、
チャラウェーイ系は1組しか来店せず、徹夜で勉強するぜ的な若者が来ていて、
ついでに言うと店員さんがおばちゃんだったので
わりと安心して女ひとりでガスト夜明かしできました。
(※良い子は真似しないでね!)

ドリンクバーでお茶を濁しながら、死者の書読んでました。

死者の書
 

死者の書(上) (ビームコミックス) | 近藤 ようこ, (原作)折口 信夫 | 本 | Amazon.co.jp

たまたまこのコミカライズ版をジャケ買いして読んだ直後で、
奈良だし行き先と地域が被るし…と思って、改めて原作を読みました。
青空文庫でも読めるので是非。でもコミックである程度画のイメージがあるほうがわかりやすいかもしれない。

▼青空文庫の
折口信夫 死者の書

これが今回の旅の本ですね。
この地域を旅行するにあたって、すごくいいイメージ元になりました。おすすめ。

旅先の夜明け

読んだりうつらうつらしたりを繰り返すうちに、空が白んで気付けば5時。
橿原神宮は開門・閉門を日の出と日の入りの時刻に合わせているそうで、
この時期は5:30開門となっています。

橿原神宮

大鳥居をくぐって少し行ってから振り返ったところ。
死者の書でお山をおがみに…ってセリフが頭の中にあったから
鳥居の向こうに見えるお山にため息が出ました。

まだ開門までちょっと時間があったので、ため池のあたりを散歩してみます

橿原神宮 池

写真技術が稚拙で伝わらないと思うんだけど、
池に空が写りこんでてとっても綺麗だった。
万葉集(だったと思う)にもこの池のこと出てるらしい。とっても古くからある池です。

橿原神宮 亀
 

かめかわ

橿原神宮
 

早朝の寺社仏閣ってやっぱり気持ちいい。
ご朱印も欲しかったのですが、
早朝のためまだやっておらず、一度駅方面へ戻って朝マックして、8:30ごろ再出陣します。

橿原神宮 稲荷
橿原神宮 稲荷
 

同じ敷地内にあるお稲荷さんも、薄暗くてちょっと怖いけど
朝日が木の間から差しこんでとっても綺麗でした。

橿原神宮 稲荷
 

どうでもいいけどお手水がセンサー式で、
前を通るとちょろちょろ水が流れ出してビビった。笑

橿原神宮をたっぷり堪能して、
そろそろ9時前という時間でしたので、移動のために駅前に向かいます。

こちらを参考にして、バスで行こうかとも思ったのですが、
やっぱり便が少なすぎるし、他も観光したいし~と思った結果
レンタサイクルを使うことにしました!

駅前にはほかにもレンタサイクル屋さんあったのですが、
検索ですぐ出てきたのと、あとモデルコースのページが充実してて
印象が良かったのでこちらを利用しました。

9:00~17:00で普通の自転車1000円電動は1500円
京都とかだと500円で借りれたような覚えがあり、ちょっと高いな~とは思ったのですが、
バスの一日フリー券とフリー券範囲外にも行くことを思うと値段がトントンくらいなので
気候もいいし自転車で頑張ってみました。

「いちど乗った人は次は電動にする!っておっしゃるけどね~」とのことでしたが
普通のチャリで頑張ってみました。まじ頑張った。

明日香レンタサイクル
 

結論から言うと、石舞台方面に行くには結構な登り坂が続くので、それなりにキツいです。
立ち漕ぎ諦めて押すこと2回くらい。
高校時代チャリ通で、毎日家の前の坂を下って、学校の前の坂を上って、帰りは逆をする生活してたので
坂はまあまあ慣れてると思うんですが
でも傾斜のひどい坂は無かったのでそれが救いですかね…そんなかんじでした。

ただそういう山の方行かないなら、平地も結構あるし余裕かな~と思います。

さてさて、レンタサイクルのおっちゃんが9時前だけど受け付けてくれたんで
ちょっと早めに出発できました。
駅からしばらく走るとこんな感じに。

古代の風を

明日香村
 

うん、田舎だね!

別に田んぼ珍しい!とかいう都会っこではないのですが、
うちの地元は田んぼよりは茶畑の方があるような地域でしたので
ここまで見渡す限り田んぼっていうのは初めて見たような気がします。
あと、田んぼや畑を人力で作業してる人ってのも見たことなかった気がする。
機械での農作業は見たことあったけど。

花しょうぶ
 

菖蒲かアヤメかカキツバタかわかりませんがそういう系のが色とりどり咲いてました
のどかだ。

さてさて、まずは飛鳥坐神社飛鳥寺を目指します!

飛鳥坐神社

あすかざ神社かと思ってたんですが、
あすかにいます神社なんだそうです。
由緒ははっきりとされていませんが、結構古いみたい。

飛鳥坐神社
 

細くて古い石階段の途中に、こんなタテカンが
えっあれっ折口信夫!?

なんの事前準備もないで来たのですが、ゆうべ読んでた死者の書の作者、
折口信夫の祖父のご実家の神社だったそうです。

ちょうど神社の方が参道の木枝の伐採をしてて近くにいらしたのですが、
写真を撮ってたら「もっと右の奥から見たら、字よく見えるよ!」と声かけてくださいました

飛鳥坐神社
 

(字良く見えたところで文字読めやせんのだけどな!←)
こんなかんじに、万葉の歌の碑なんかがいたるところにあって、
古代の縁を繋ぎ続けてるお国柄なんだなあと感じました

飛鳥坐神社
 

広々とした神社ではないけれど、
木がいっぱいですがすがしい場所でした。
夏は虫すごそうではある。

飛鳥坐神社からほど近い場所にある飛鳥寺へ。

飛鳥寺

飛鳥寺
 

ちょうど修学旅行生たちと同じタイミングで入ったので、一緒に住職さんの解説聞かせてもらいました

飛鳥寺
 

いろいろと面白いお話多かったんですが、
修学旅行生たちが宿題っぽいレポート書きながら聴いてる横でメモとか取ったら
なんかプレッシャー与えてるみたいでやなかんじかなと思ったのでやめました。笑

ただただ胸に残ったのは、
この大仏さまは1400年間同じ場所に座し続けてたという事実。
沢山の人の執念によって成し遂げられた歴史の成果物なんだなあって。
気が遠くなりそう。

飛鳥寺
 

ハングルの掛け軸があって気になって聞いてみたら、
韓国のお寺と姉妹協定を結んでいて、
そのゆかりで韓国から寄贈された、韓国語の般若心経なんだそうです。

飛鳥寺
 

どうでもいいけどこの文章書いた住職さん、超ノリノリなかんじするね。

さて飛鳥の空気を感じてあなとうと阿弥陀ほとけとか呟いちゃったりしながら、
次は(文字通り)野を越え山を越え、石舞台古墳のあすか風舞台会場へ向かいます!