伏見稲荷

藤森神社と夜の伏見稲荷

わたくしごとなのですが、わたくし妹が二人おりまして、
上の妹と都内で同居しているのですが、末の妹が滋賀で大学生しております。
滋賀って言っても京都へ20分くらいで出られる距離の滋賀なので、帰省のときには大抵いちど京都に出てくる感じなんですが、

わたしが京都にいる時に帰省の為に藤森から高速バスに乗るって言うんで、
京都駅で待ち合わせて三条で一緒に抹茶パフェ食べて
京阪線乗って藤森まで送って、
その足でわたしはほいほい墨染で降りてほいほい藤森神社にお参りしましたとさ

彼女、全然京都に出てきて遊ばないみたいで、

~@京都駅~
私「バスまで時間けっこうあるね~行きたいとこある?」
妹「ん~~~・・・伏見稲荷?」
私「伏見稲荷は遠いっしょ~とりあえず三条大橋らへん行こうか」

~@三条のカフェ~
私「は?バス藤森から乗るの?だったら伏見稲荷めっちゃ近かったのに」
妹「え~~」

って会話をしました。
関西に住んでる妹より京都の地理に詳しくなってる・・・・・

藤森神社

前回の記事ににわかなりに鶴丸来歴調べたのとか載せてるんで見たかったらどうぞです

藤森神社

これ前回はなかった気が・・・どうだったでしょう

なにはともあれ、舎人親王にあやかっちゃう感じですね。お仕事頑張ります(白目)。

前回はいちのきさん(近藤勇が腰痛を治すのにお参りした)に母のぎっくり腰を思ってお参りしましたが、
今回はナチュラルにストレートに自分の腰を思ってお参りしました
一日中座ってるタイプの仕事なんで・・・・・リアルに腰が・・・・

自分の体年齢に思いを馳せて少々気分は沈みましたが、
社務所に鶴さんがいっぱいいてちょっと復活しました

これとかね、

鶴丸

ゆずかぼすとかね、

鶴丸

社務所の壁がだいたい白と黄色だった

どうだ、驚いたか?
って言われた気がしたよ
オッケーあるじは元気だぞ

ちなみに前回の記事にもちらっとあげた喫茶店、
なんかまたおちゃめな張り紙出してました

刀剣男士、見参
前回
藤森
今回

/第2弾とは驚いた・・・\

(刀剣ご朱印めぐりのことでしょうね)

わたしはそのスタイルに驚いたよ・・・さすがだよ・・・・・・

ハッピーサプライズクリエイターな町でした。きらいじゃないぜそういうの。

ひのくれかかる、伏見稲荷へ

そんで藤森神社を後にしたころにはもうすぐ5時ってくらいの時間だったのですが、
せっかくここまで来たんだしさっき妹との話にも出たし~~と思って

逢魔が時の伏見稲荷へ・・・・参りました・・・・・・

伏見稲荷

着いた時はまだこれくらいの明るさがあったんですけどね。
日暮れはつるべ落としと言いますから。

伏見稲荷

あっというまに日が暮れて行きますよ・・・・

伏見稲荷

ちなみに5時ちょっと過ぎちゃったくらいに社務所にご朱印まだ平気ですか?とお伺いしにいったのですが
紙に書かれたご朱印を頂けました
5時過ぎちゃったからコレなのかな~と思ったんですが、
この時期はお正月を迎える準備で忙しいので、紙でお渡ししているんだそうです

伏見稲荷

ちなみにこちらのサイトは能の小鍛冶(三条宗近が小狐丸を打つお話ですね)についてのサイトなのですが、
伏見稲荷もこの小鍛冶にゆかりにある場所のようです

謡蹟めぐり 小鍛冶 こかじ

本曲の後シテは稲荷明神であり、稲荷山の言葉も出てきているので、この曲の稲荷明神は伏見稲荷の明神と思われる。(・・・)

稲荷山の山頂近くには、宗近が小狐丸を鍛えた時、用いた焼刃の水と剣石や、その剣石を神体とする御剣社があるという。

謡蹟めぐり 小鍛冶

京都歩く不思議事典(伏見稲荷大社)

祠の左手に「焼刃の水」という井戸がある。この井戸で、三条小鍛冶宗近が稲荷大神の助けを借り、名刀小狐丸を鍛えたという。この井戸は「宗近の井戸」ともいう。

京都歩く不思議事典(伏見稲荷大社)

・・・・という中途半端な事前知識を持っていたので、
千本鳥居をくぐりながらどこかに小狐丸の姿が見えそうで、
いやうちの本丸こぎつねいないから来てほしいのはやまやまなんですけど、
ここで姿見えちゃったりしたらめっちゃ怖いと思った

伏見稲荷

さすがにこの暗闇をくぐりぬけて山頂まで(しかも着物で)行くことはできなかったので、途中で引き返しましたが・・・

なんかね、体力的には全然いけるんだけどこれ以上は無理だわっていうのがね、
そのぞわぞわがすごく感じられて、
怖かったけど面白かった?みたいな感じでした

おもしろかったっていうと語弊があるかもなんですが、
神さまって本来畏怖の対象で、怖ろしいものなんだと思うんです。

予想できない天災とか、天候とか、海とか、収穫とか。
利益になるけど、ひとつ間違えたら大きな災いになる類のものね、
その「ひとつの間違い」がどこでスイッチが切り変わるのか人間には予想もつかないっていうね、
そういうどうしようもない怖ろしさ。
を、体現したものが神さまなんだって、わたしは解釈してるんですけど。

その怖ろしさを、ただの暗闇が怖いとかそんな程度じゃなくて、
暗闇の怖さだけじゃ説明のつかないサイズの怖さを肌で感じられたことが、
それがなんだかおもしろかったって話です。

伏見稲荷

ってわけで、ぞわぞわスポットなんですがきらいなわけではないです。苦手ではあるかもしれない。

引き寄せの呪文

そういう、すごくぞわぞわそた~!って話をTwitterでしたら、
「伏見稲荷は苦手な人多いらしいですね~稲の神さまと相性がいいか、龍神(海の神さま)と相性がいいかが関係するらしいですよ」
って面白い話を教えてもらいました
それから、「稲の神さまと相性がいいと晴れ男or晴れ女」「龍神さまと相性がいいと雨男or雨女」なんですって。

そういう民俗学ちっくな雑学とっても好きです!
自分の好きなものを発信してると、それを見てる人が勝手に「こういうの好きでしょ?」っておいしいモノを出してきてくれるから、
好きなものは好きって大きな声で言える環境って、めっちゃイイよな~~わたしって幸せもんだな~~ってしみじみ思いました

伏見稲荷

ちなみに前回昼間に伏見稲荷に行ったので昼間の様子も知ってるんですが、
外国人旅行客人気No.1の場所ですので、やっぱり昼間は人多くて浸れないんですよね
(それでもぞわぞわするんですけどね)

夜は人は少ないけど、6時くらいまでなら本当に不安になるほど無人にはならないので、
怖いの平気な方は空いてる夜に行ってみるのもいいかもしれません
なにか怖い目にあっても責任はとれませんけどね!

伏見稲荷

ぞわぞわシャワーを全身に浴びて妙なハイテンションでこの日は宿に帰りました

次の記事では最終日が8のつく日だったので清水寺にいってお茶を飲みましたよって話です!