どうする家康 浜松大河ドラマ館

終了まぢか「どうする家康」浜松大河ドラマ館と敗走伝説の浜松八幡宮に行ってきた

2024年あけましておめでとうございます。いかがお過ごしですか。暖かいところにいる人も、つまんねえ付き合いで疲労してる人も、お仕事の人も、胸の潰れるような思いをしている人も、いつもと変わらない人もいると思います。この記事がつかの間の暇つぶしになればいいなと思います。

さて新年1発目、帰省の折に浜松で行われている「どうする家康」大河ドラマ館に行ってきました!

どうする家康 浜松 大河ドラマ館

どうする家康 浜松大河ドラマ館

浜松城の足元に作られた大河ドラマ館。以前は小学校があった場所なんですが、廃校になりそのまま建物がほっぽられていたものを、今回これに合わせて全部整理され、一帯がきれいになりました。

入場にめちゃめちゃ並ぶこともあったようなんですが、2024年1月2日は特に並ぶこともなくスルッと入場。大河ドラマで使われた品々を「浜松ならでは」のラインナップで見ることができました。

浜松城の門のセットとか、

どうする家康 浜松大河ドラマ館

ぶあつめに紹介されてる井伊直政とか。

どうする家康 浜松大河ドラマ館

どうする家康 浜松大河ドラマ館

撮影不可だったんですが、松本潤が家康ゆかりの地を訪問し、そこで所蔵品などを見せていただいているミニ写真展みたいなゾーンもありました。あれ良かったなあ。そして松潤の使用カメラがライカだった。

どうする家康 浜松大河ドラマ館

撮影使用品の刀剣類も展示。もちろん刀身はイミテーションでしょうけど、拵とかは本物の職人さんが携わってるのかな。

どうする家康 浜松大河ドラマ館

大河ドラマってこういった小道具制作で「伝統技術の継承」に寄与してるのかもしれないなあと思った(まあNHK内のいろんなドラマで使いまわされてるベテラン小道具かもしれないんだけど)。

大河ドラマ館は2024年1月14日まで公開中。なお、閉館後はこの建物を活用して徳川家の資料所蔵・展示施設を作る計画となっているそうです。

>ドラマの放送終了に合わせて来年1月に閉館する予定でしたが、市民から「徳川家関連の施設として何らかの形で残してほしい」といった意見が多く寄せられ、市が閉館後の活用策を検討していました。
その結果、徳川記念財団が所蔵する徳川家ゆかりの資料を収蔵、展示する施設にする方針を決めたということです。
財団では現在、約2万5000点の資料を所蔵していますが、保管場所が各地に点在していることなどから、資料を1か所にまとめて展示できる場所を探していました。
市によりますと、現在の大河ドラマ館はドラマの放送終了までの仮設の建物のため、閉館したあとに文化財を収蔵、展示できるよう要件を満たす建物にする必要があるということです。

浜松市の大河ドラマ館 閉館後に徳川家の資料収蔵・展示施設へ | NHK

まだ具体的なオープン日などは発表されていませんが、決定は決定みたい。どんな施設になるか楽しみです!

どうする家康 浜松 大河ドラマ館公式サイト

浜松八幡宮

大河ドラマ館では「近隣にある家康関連スポット」も紹介されています。そのひとつである浜松八幡宮へ。

浜松八幡宮

浜松城公園入り口から徒歩15分くらいの距離です。境内自体はそれほど大きくないけど、披露宴が行えそうな施設を併設する格式高い八幡さん。

浜松八幡宮

そしてこちらは、家康が隠れたっていうクスノキで有名です。

浜松八幡宮 大楠

>浜松八幡宮社殿の前に聳える『雲立楠』は樹齢1000年を超える楠の巨樹で、根回り約15m。枝張り四方約25m、樹高約15m、幹の下部には大きな空洞があります。
>古くは源義家公(八幡太郎)が当八幡宮に参籠の折り、樹下に旗を立て八幡二柱の神を勧請したとの伝承から『御旗楠』と称されました。
また、元亀3年(1572)三方原の合戦において甲斐の武田信玄に敗れた徳川家康公は
武田方の追っ手を逃れて八幡宮境内へたどり着き、楠の洞穴に身を潜め、難を逃れたと伝わります。

御神木『雲立楠』 | 浜松八幡宮

「いやここまできたら浜松城目と鼻の先じゃん!?わざわざ隠れんでも!」と思わんこともない。

ていうかそう、そもそも遠州(静岡西部)って家康の敗走エピめちゃめちゃ多いんですよね。

浜松八幡宮 大楠

>印象に残るのは浜松。「他の土地の方々は『家康公はね、家康様はね』と言うんですけど、浜松の方々はガイドさんも『家康はね』と。僕の勝手な印象かもしれませんが、崇め奉るだけじゃなく、家康への親しみも感じました。だから“焼き味噌”や“銭取”のエピソードが残っているんだな、と。浜松はそもそも今川の領地で、家康が奪ったわけですけど、当初の反感がだんだんと好感に変わっていったんじゃないか、そういう雰囲気を表現したいと思ったんです」。その肌感覚が、団子売りの老婆(柴田理恵)に反映された。

「どうする家康」団子売りの老婆・柴田理恵「こんなに登場…」浜松シナハン肌感覚も生きた古沢良太氏の作劇 | スポニチアネックス

これは「どうする家康」脚本の古沢良太氏の談なんですが、確かにそうだなあって(この後祖母の家に行ってこの話をしたんだけど「そうだよねえ、情けない話ばっかだもんねえ!」ってゲラゲラ笑ってた)。他にも家康敗走伝説となんか情けないエピのスポットはいっぱいあるので、遠州を旅する際はそういった場所も楽しんでいただけると幸いです。

浜松八幡宮 公式サイト

どうする家康 浜松大河ドラマ館

という、年始1発目の記事でした。写真は大河ドラマ館の入り口でもらった入場特典(こんぺいとうとステッカーが入ってた)。1月1日のことがある前から用意していたでしょうけど、このタイミングでこのポチ袋でもらって、なんだかぎゅっとなっちゃった。

きっと大丈夫。また1年、よろしくお願いします。