金沢 blue hour 女性ドミトリー

「ゲストハウスってどう?」マシュマロをもらったよ/旅のはなし

「ゲストハウスってどう?」ってマシュマロをもらったよ!

マシュマロ「ゲストハウスに興味がある」

「実はゲストハウスに興味があるものの、まだ一度も利用したことがないのですが、初心者が泊まるならどういった所からはじめるのが良いでしょうか?コミュニケーションを取りたくないタイプにはあまり向かないでしょうか?」

マシュマロありがとう、そしてブログ読んでくださっててありがとう〜!嬉しいです。ちょっと長くなりそうなので、記事の形でまとめさせていただきました!

ゲストハウスのコミュニケーションについて

まず「コミュニケーションを取りたくないタイプには……」という部分から回答させていただくと、たぶんあんまり気にしなくて大丈夫かな?と思います。

というのも、新型コロナ以降、共有部分でのおしゃべりは控える雰囲気ができてるから。状況が変わって海外からのバックパッカーさんがまた増えてきたら別かもしれませんが、少なくともここ数年はそんな感じです。

過去最高にコミュニケーションがあったのは初めての刀剣旅行で泊まった京都のゲストハウスでしたが、そこは外国人バックパッカーの宿泊が多く、共有スペースにいたらスタッフのお姉さんがみんなを繋げてくれる感じで話を振ってくれて、コミュニケーションを取っていました(この子はイタリアから来たんだって!今日はどこ行ってきたの?日本人って写真の時このポーズするよね、香港ではどう?みたいな)。

総じて、日本人同士より外国人を交えた異文化交流のパターンが多いかな、という印象。今はそういうのも発生しにくいです。

寝室は完全個人スペース、おしゃべりなし

ゲストハウスはお安く宿を提供するためにドミトリー(相部屋)のことが多いですが、その「寝室」となってるお部屋では、コロナ以前でも基本おしゃべりNGでした。眠るお部屋なので夜はもちろんだし、昼間であっても、長期滞在してる人が寝てる場合がありますので。またそもそも「寝室に入った人には話しかけない(そこはもう個人のスペースだから)」的な配慮は、みなさんあるように思います。

とはいえ、たまたま同じタイミングで出てきた時に一言挨拶くらいはするけどね。

コミュニケーションが発生しうるのは共有スペース

一方で共有スペース(キッチンがあったり、PC作業や食事ができるような場所)の雰囲気は、ゲストハウスによって様々です。ちゃぶ台があって「いかにも団欒の場所」といった雰囲気のゲストハウスだと「ちょっとコンビニ飯食べたいだけなのにな」という場合には居づらいかも(寝室での飲食が禁止されている場所も多いので)。

あるいは食事は外で全部済ませて、宿はマジで寝るだけ!って場合なら寝室に直行だと思いますので、あまり気にする必要もないかと思います。

どんなゲストハウスからスタートすれば良い?

ゲストハウスって、大きく分けると「古民家タイプ」と「モダンタイプ」があると思うんです。

古民家タイプ

京都のゲストハウス colours
 

今回泊まった静岡のヒトヤ堂や、以前奈良で泊まったお茶室のあるゲストハウスなどはまさにそんな感じ。古民家などの古い建物をリフォームしたお宿で、建物そのものの面白さが魅力的です。そういった側面から、日本文化に興味のある外国人の方も多く泊まる印象。

一方、こういったタイプのゲストハウスは前述したような「ちゃぶ台の部屋が共有スペース」ということが多いです。地元のスーパーで買ったご飯を食べようと思ったら、どうしても「和気あいあい」って感じの中に入らざるを得ない。ちょっとやりにくいかもしれません。

ただ「飲食用の共有スペース」が二間くらい用意してあるゲストハウスならそこまでの雰囲気はないですし、こういったお宿は「個室プラン」なんかも用意している場合があります。ドミトリーよりはちょっと割高ですが一般のホテルよりは安いし、個室なら飲食の制限もないことが多い。そっちを選択するのもアリかな、と思います。

モダンタイプ

金沢 blue hour 共有スペース

金沢のBlue Hourや、京のかたなに合わせて長期滞在したHostel Kyoto KIZUNA -絆-なんかはこのタイプ。リフォームした建物ではなく近代的・機能的な建物で、共有エリアはシステマチック。キッチンスペースやフロントのほか、カフェみたいにカウンターや小さな机がいくつか用意されている、といった感じです。とはいえイベントが開催されることもあるので「よければご参加ください」くらいの案内があったりもします。

こういうタイプは近年オープンしたゲストハウスなことが多いので、普通のホテルみたいにシステマチックに宿泊したいなら、こっちが楽かも。ただ良くも悪くもシステマチックなので、なんかこう、「その地元を感じたい」的な欲求があるならこっちはそれが薄いかもしれない。

あとこのタイプの宿はやっぱりしっかり近代的で、枕元にコンセントがあることが多いです。充電に助かる。

そのほかのタイプも

マシュマロで「沖縄以来でしょうか?」とおっしゃっていましたが、沖縄で泊まったゲストハウスは「ゲストハウスの機能を持つ民宿だったな」と思います。親戚んちに泊まりに来たみたいな感じだった。

あとはゲストハウスとちょっと違うかもしれないけど、ちょっとリッチなカプセルホテル(熊本で泊まったHOTEL THE GATEなど)や、泊まり可能なスーパー銭湯(浜松で泊まったかじまちSPAなど)などもゲストハウスと近い……かもしれない。

あと2017年に足利で山姥切国広が公開された時に泊まったゲストハウス(現在は閉業しています)は1日4人、女性限定の宿で、案の定みんな審神者だったのもあり自然と全員で机を囲んで「真夜中審神者会議」みたいなことになりました。あれは結構楽しかったんですが、そういうのも苦手な場合、1日の宿泊可能人数の多いゲストハウスを選ぶといいかもしれません。あそこは例えるならちょっと「合宿」っぽい雰囲気のゲストハウスでしたね。

個人的には「ゲストハウス『らしさ』も感じられるし、古民家タイプの個室からスタートがいいかな」と思いますが、もうちょっと「ホテルっぽい」ところから慣らして行きたいなら、カプセルホテル系からモダンタイプに行ってみるといいかなと思います。

ゲストハウス奈良バックパッカーズ 部屋

あと、実際に泊まるときはアメニティがどの程度用意されてるかよくチェックしてくださいね!シャンプー・リンス・ボディソープくらいは置いてくれてるとこが多いけど、歯ブラシやタオル、寝巻き、化粧落とし等々は置いてないor有料だったりします。

それからゲストハウスは一般のホテル以上にスタッフやオーナーのポリシーが反映されやすいので、苦手なもの・ことがある場合は口コミ等でチェックをしておくことをお勧めします(動物のアレルギーがあるのに、ゲストハウス内に犬や猫がいる、みたいなやつとか)。

というわけで、ゲストハウスについてお話ししてみました!参考になれば幸いです。

何かありましたらマシュマロ(匿名コメントサービス)ぜひご活用ください。ブログの感想とかもとても嬉しいです。ありがとうございました!