前橋東照宮

御手杵ゆかりの地、前橋東照宮に行ってきた

仕事で前橋に行く用事がありまして、「あっ、帰りに行けるじゃん」と思って前橋東照宮をお参りしました、という日記。

前橋東照宮とは

群馬県前橋市にある神社。東照宮、というだけあり徳川家康を祀っています。そのほかこのはなのさくやひめ、菅原道真、長壁様(「姫路城の天守閣に祀られていたが、現在は前橋東照宮に祀られている」とパンフレットにあった。FGOの……)を祀っています。

もともと寛永元年(1624)に結城秀康の5男、松平直基が越前勝山城内に創祀した神社。越前勝山城……って福井です。松平家は何度も移封されており、その度に城内に東照宮を移してきたそう。

江戸時代中期に姫路城から前橋城に移封(ここで刑部姫と繋がるね)、しかし利根川の氾濫で城が流され、分領地の川越に避難。前橋城が復興したのは幕末になってからでした。これに伴い東照宮も前橋に戻ってきます。

御手杵ゆかりの地

さて、結城秀康が持ったと伝わる天下三名槍のひとつ・御手杵は東京大空襲で焼失。しかしその面影をしのび、各地でレプリカが作成されています。

●結城蔵美館(茨城県結城市・常設展示)
●比企総合研究センター(埼玉県東松山市・新型コロナのため常設展示一時取りやめ、イベント「槍とふれあう会」は随時実施中)
●前橋東照宮(群馬県前橋市・常設展示)
●川越城本丸御殿(埼玉県川越市・鞘のみの所蔵だが常設展時)

前橋東照宮の御手杵は松平17代当主松平直泰氏が、2018年に私費で復元・奉納したもの。常設展示されている……ということで、見に行ってみました。

参考:前橋まるごとガイド

前橋東照宮

前橋東照宮

前橋東照宮は前橋駅から徒歩30分くらいの距離の場所。バスもまあある。もともとお城のあった地域ということもあり、周囲は公園として整備されています。

ちなみに前橋駅と新前橋駅の両方と同じくらいの距離の場所にあるので、新幹線で来る人とかは新前橋駅の方が便利かもしれません。

前橋東照宮

令和3年(2021)に改修されたばかり。広い境内ではないですが、とても綺麗に整えられています。写真は遠慮してますが、本殿の中がとても綺麗だった。

前橋東照宮

しれっといる。

前橋東照宮

東照宮の所蔵品で、市の重要文化財となっているものの紹介看板がありました。

前橋東照宮

「展示されてる……となると、室内かな」と、本殿の左手の建物を覗いてみる。

御手杵、どこ?

こちらの建物は1階はお守り等の授与、2階では七五三や結婚式の撮影ができるように造られていました。ちょっと奥の休憩スペースみたいなところを見てみると……

前橋東照宮

おお、ある。
左のモコモコのやつ、手杵の鞘ですね。

ガラスケースに近づくと、

前橋東照宮

前橋東照宮

御手杵ではない槍はあるんだけど、御手杵はない。

ここは鞘だけじゃなくて刀身もあるんだと記憶してたんだけどな〜?と思って探していると……

前橋東照宮 御手杵

……。

前橋東照宮 御手杵

上っ!?

そ、そんなとこにあるとは思わなかった〜!!!!上にありました、御手杵(復元)。

※ちょっとこの御手杵、復元(刃物としての機能を持っている?)なのかレプリカ(もうちょっとふわっと形だけ作ったもの)なのかよくわかってないです。新聞のweb記事とかは両方の表記を使っている。ていうかここでいう復元とレプリカの区分がこれで良いのかもわかっていない。ご承知おきください。

前橋東照宮 大手町カフェ

ちなみに、こちらの建物は「大手町カフェ」というカフェとくっついており、これはその入り口です(外の道沿いにも入り口があるよ)。なかなか使いやすそうなお店ですので、次は利用してみたい。

というわけで「ちょっと前橋東照宮行ってみた」日記でした。お近くに行くことがあればぜひどうぞ。御手杵を下から見上げることができます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

前橋東照宮公式サイト