三日目・鞍馬寺、由岐神社

雨ですね。
地元の駅がすごいことになってるってツイッターで見ました。

こんばんは、相変わらず遅筆ないざなみです。

この記事から三日目の旅程に入ります

三日目はこんな予定を組んでおりました

7:00ホテル~鞍馬寺

12:00鞍馬寺~幡枝八幡宮

14:00幡枝八幡宮~寺田屋

15:00寺田屋~藤森神社

16:00藤森神社~伏見稲荷

18:00伏見稲荷~五条大橋

19:00五条大橋~ホテル

この日は京阪電車・叡山電車一日乗り放題の、
鞍馬・貴船1dayチケット(1600円)を利用しました
見事にこの沿線ばっかり選んで旅しましたが、
例のごとく当日になってから予定を変更したりしましたので、
これに加えて「花山稲荷」さんにも行っております

それでは以下より鞍馬寺レポです!

鞍馬はみなさんご存知、源義経が牛若丸と呼ばれていたころ、
預けられていたお寺ですね
今剣ちゃんゆかりのお寺です

7時にホテル出るくらいでいいかな~と考えていたのですが、
朝の方が気持ちよさそうだな~と思って、早めに出ました。
叡山電鉄の写真のプロパティを見たら
撮影時間が7時ちょい前になってました

比叡電鉄

そこから電車に揺られること40分ほど

鞍馬駅

鞍馬駅!

鞍馬駅の天狗
天狗さんがお出迎えしてくれます
鞍馬駅前

さすがに早朝でしたので、鞍馬で降りたのは
わたしと外国人のカップルさん一組だけでした

鞍馬山入り口

ほんとうならロープウェーがあるらしいんですが、
ちょうど改装のための休業中(?)だったらしくて、
えっちらおっちら山登りするしかすべはございませんでした

相棒のドクターマーチンのブーツでがしがし歩きます!

鞍馬の狛虎
狛犬じゃなくて虎さん?でした
魔王之碑
途中にあった滝

「魔・・・魔王・・・・・?第六天・・・・???」
とか思っちゃったんですが、
ホトトギス殺しちゃう系のあのお方のことではないです。

鞍馬寺のご本尊は

月の象徴の「千手観音菩薩」、
太陽の象徴の「毘沙門天皇」、
大地の象徴の「護国魔王尊
の三身を一体として「尊天」、
といってご本尊としておまつりしているそうです
その魔王さんなのですね

わたくしごとですが、
卒業論文を神話テーマにして書いた口なので
三柱の神を一つとみなすっていうのが全世界的に見られる神のトライアッド構造を連想させてなんかとても胸アツですね。ってかんじでした!どうでもいいですね!

とにかくこの滝は大地の神さまの魔王さまをうにゃうにゃって感じの滝みたいです

由岐神社も道中にあったのですが、
このときはまだ9時前でご朱印所も開いておらず、
とりあえず軽くお参りして鞍馬寺を目指します

川上地蔵堂 牛若丸の守り本尊である地蔵尊が祭られており、牛若丸は日々修行の時この地蔵堂に参拝したといわれる

あとちょっと!ってとこにあった地蔵堂
そういえば昨日の建勲神社の宮司さんが、
「京都はお地蔵さんが多いですね。東京はお稲荷さんが多いですけど」
って仰ってました
そんなもんらしいです。

そんなこんなで、

やっとついたーー!!!

鞍馬寺より

この向こうに青く見える山が、比叡山だそうです
弁慶はもともとこの比叡山にいたんだとか。

武蔵坊弁慶

生年不詳 – 文治5年閏4月30日(1189年6月15日))は、平安時代末期の僧衆(僧兵)。源義経の郎党。
五条の大橋で義経と出会って以来、彼に最後まで仕えたとされる。講談などでは義経に仕える怪力無双の荒法師として名高い。『義経記』では熊野別当の子で、紀伊国出身だと言われるが詳細は不明。

元は比叡山の僧で、武術を好み、義経に仕えたと言われるが、『吾妻鏡』には文治元年(1185年)11月3日に「辨慶法師已下相從」11月6日に「相從豫州之輩纔四人 所謂伊豆右衛門尉 堀弥太郎 武藏房辨慶」と記されているだけであり、『平家物語』では義経郎党として名があるのみで、その生涯についてはほとんど判らない。一時期は実在すら疑われたこともある。しかし、『義経記』を初めとした創作の世界では大活躍をしており、義経と並んで主役格の人気がある。

wikipedia武蔵坊弁慶より
鞍馬寺

今剣

元は、鞍馬山を祈願のために訪れた三条小鍛冶宗近が奉納していったもので、六寸五分の剣であったという。今剣という名前は後に鞍馬寺別当の東光坊蓮忍が申しおろしてつけたもの。
東光坊蓮忍が自分の手元に秘蔵し、それを鞍馬にいた頃の源義経に与えたとされる。

名刀幻想辞典

義経のやんちゃがすぎてもともと太刀だった今剣を折ってしまって、
そのためにすり上げて短刀の形にした・・・
なんてのもどこかで読んだ覚えがあるのですが、
やっぱりネットがソースだと思うのであんま信用できないっすね

どちらにせよ、『義経記』は史実と言うよりは創作なのですよね、
1000年前の物語なんて、どれか本当なのかなんてわかりゃしないし、
信じられたぶんだけそれがその人の中でほんとうになれば、
それでいいんだろうな、って思うんですけど。
それがそのひとにとっての真実になって、
そのひとにとっての何かの糧になれば、
物語なんてそういうためのものなんだろうなって思うんですけど。

って言う感じのことを、
ご朱印所が開くまで30分くらいあったので、
待ってる間に考えておりました。笑

なのでだいたい登って来るのに1時間くらいかかった勘定になりますね
足がったがたになりかけてましたが、
同じ道をおじいちゃんおばあちゃんも登ってらっしゃるんですよねえ・・・笑
わたし鞍馬に来るの最初で最後かもな!!www
みたいなこと思いながらひいひい歩いてたのに←

ご朱印を無事いただけたら、
山を越えて貴船まで行こう!

・・・って思ってたのですが、

間の悪いことに、わたしが行ったとき、
ちょうど奥の院~貴船間の道で倒木があり、
通行止めになってしまっておりました

でも義経の木の根の道とか見たいしなあ・・・と思い、
行って奥の院でUターンしなきゃいけないと分かりつつ更なる山奥へ・・・・・

これより奥の院へ

しょっぱなから歩かせる気まんまんな感じ

義経公息次ぎの水
義経公息次ぎの水

義経公が喉を潤したという湧水・・・
行きは慎ましく一口だけ味見程度に頂きましたが、
帰りはそんなことやってられずごくごく飲みました

野生の鹿

まさかの野生の鹿さんに会ったりして。

義経公背比べ石
義経公背比べ石

背比べ石!
158センチのわたしが傍に寄ってみて、
胸より下くらいの高さでしょうか・・・
これと背比べた・・・・の・・・・・?
平安時代の平均身長ってどれくらいだったんだろう・・・・・

木の根の道
木の根の道

鞍馬天狗と修行したという・・・
こういう風に木の根が露出してるのは、地面が固すぎて根が地中に張れないかららしいです
そりゃこんなとこ駆け回ってたら跳んだり跳ねたりお手の物になります

僧正が谷不動堂

僧正が谷不動堂
牛若が天狗さんと兵法のお勉強をしたところらしいです
当たり前のようにファンタジー

義経堂
義経堂

義経の没した地は遠く離れた平泉ですが、
ここにその魂をお祀りする、という場所だそうです

謡曲「鞍馬天狗」と増正ヶ谷

こちらは謡曲の鞍馬天狗についての説明書き
どうでもいいですがこの「謡曲史跡保存会」さん、
一日目の相槌稲荷のとこでも見たなあと思って、
なんだかにやりとしました

そんなこんなで奥の院まで行き、
大人しくUターンして戻ってきました

貴船まで山越えできなかったのは残念でしたが、
朝の人の少ない山はけっこうすがすがしかったです

鞍馬の山道

入り口にも注意書きがありましたが、
ほんとうに明かりがなにも用意されていないので、
ナイトウォークは無理だなとどうでもいいこと思いました

棄てる神あれば拾う神あるということで!

貴船に行けなかったかわりに、
帰りに朝は開いてなかった由岐神社でご朱印いただくことが出来ました!

由岐神社
由岐神社

こちらの由岐神社
再建したのが秀吉とのことで、
どちらかというと秀吉ゆかりの地の方が興味あるかな~って感じだったのでこれはこれで!ってかんじです

 由岐神社の大杉

この大杉をつかったお守りなんかも置いてありました
鞍馬の火祭のときはこちらの神社がだいぶ主役になるらしいです
秀吉の桐の紋がちらちら見られます

行きはよいよい帰りはこわい、の真逆ですね!
帰りはすいすいと山を下って行きました

下山して門前町のあたりまで出た時点で10時20分くらい。
奥の院まで行って帰って来るので1時間くらい使ったので、
下り坂はだいたい20分弱で足りちゃったって感じでしょうか

朝ご飯がだいぶ軽かったので、この時点でかなり空腹!
門前の心天狗というお店でご飯食べました

しそジュース

サービスでいただいたしそジュース
色がきれいで味もおいしかったー!

親子丼

親子丼880円!
小さい漬物とひややっこついてきました
一日きっぷの優待特典のお店だったのでわらびもちももらいました
お会計の時梅ちゃんくれました

なんかいろいろくれました
すごいまんぞく

11時近くにお店を出たのですが、
そしたら駅の周りけっこう人が来ておりました
やっぱり旅行シーズン外してると言ってもさすがに有名地ですね・・・!

足がったがたですが、このあとは堀川国広ゆかりの幡枝八幡宮に行ってきます!

旅行前に参考にしたサイトさんです
京阪奈ぶらり歴史散歩

鞍馬寺の様子がわかりやすいです~

この記事はにわか刀剣ファンの聖地巡礼記からお引越しした記事です。